豊穣
実りの秋。
近所の稲田も綺麗に色付いてきました。
収穫が始まってしまう前に美しい田園風景を観ようと坂折棚田へ行ってきました。
坂折棚田は岐阜県恵那市にある戦国時代末期から江戸時代にかけて自然石を積み上げて作られた築400年の棚田。
日本の棚田百選にも選ばれている。
まずは犬山から善師野へ抜けるルートから可児へ
41号線付近の可児川はなかなかの景観です。
可児から金山地区を抜けて八百津入り。
418号線丸山バイパスを走り、まずは潮南を目指す登りです。
新旅足橋。
橋脚が木に隠れてますが、とてつもない高さによくこんな物を作ったなと感心させられます。
ストレートで見通しの良い登りに毎度気が滅入るコース。
道は綺麗で車の通行も少ないのでストレスはありません。
潮南の丁字路に到着
突き当たりを右に進むと旧418号線
左へ進むとさらに登りが続き、ピークを超えると一旦下り、また一山。
平日の昼間でしたがこの区間だけで四人のロード乗りとすれ違いました。
二つ目の山を下ると恵那に突入。
恵那に入るとすぐに坂折棚田に到着します。
坂折棚田へ続く道は旧418号線と同じ黒瀬街道でした。
こんな所に続いているんですね。
黒瀬街道は苗木藩 (現中津川市) の藩庁、苗木城 と 黒瀬湊 (現八百津町) を結んでいた主要な幹線道路。
黒瀬湊は当時 木曽川最上流部の川港であったため、近隣の村で生産した年貢米や物資は黒瀬街道を経て黒瀬湊へ運ばれ、船で木曽川を下り尾張、江戸へと運れていた。
坂折は急坂と屈曲した道の続く黒瀬街道屈指の難所。
歴史ある街道ですね。
交通手段の乏かった時代には生活を繋ぐとても重要な道だったようです。
さて肝心の棚田はと言うと
なんとすでに刈り終わっていました。
平野部より標高が高く涼しいため、収穫時期も早いようです。
綺麗サッパリ
それでも傾面を覆い尽くす広大な棚田は見応えあります。
黒瀬街道の案内
畦道として昔の姿のまま(?)残っているようです。
金色に輝く棚田を観たかった…
がっかりしながら帰ろうとすると無人販売を発見。
珍しいのでついつい購入。
職質されたら厄介な事になりそうな包装
お土産ができて少し気分も上向き、帰路へ。
恵那から八百津へ抜ける坂はなかなかきついですね。
行きとほぼ同じルートで無事帰宅。
猫にお楽しみのマタタビを与えてみる。
猫にマタタビを与えると酔っ払ったかのような反応をするらしくワクワクしながら近づけると
匂いをかいで、
ちょんちょん触って、
終わり。
以降全く興味を示さず。
はたして本当にマタタビだったのか…
色々とモヤモヤしたライドとなりました。
次の狙いは紅葉
次こそは時期を逃さず良い画を撮りに行きたいです。