アルミ→カーボンバイクで嫁の走りはどう変わるか
嫁の自転車購入遍歴
クロスバイク購入
の半年後
やっぱりロードバイクがいいかな。
アルミロード購入
の2年後
カーボンロードってやっぱり良いの?
自転車購入遍歴のテンプレを経て
2017年2月、ついに嫁の新車が納車されました。
輸出にかなり手間取ったらしく、なんと7ヶ月待ち。
嫁が選んだのはビアンキのインテンソ
コンポは105
チェレステ1色
チェレステとは、天空を意味するイタリア語。緑に近い青色でビアンキの伝統的カラーリングとなっている。
この文章の文字色っぽい色である。
黒系3台、真っ白2台の割と地味目な我が家の自転車ラインナップに加わったインテンソ
濃い
毎年カラーリングが微妙に違うらしいのですが、この年のカラーは全部こんな感じなんでしょうか
女性向けモデルだからかな
明るい色はなんだか軽そうに見えます
視認性抜群で夜間走行も安心です。
美しい…
さて多くの方のカーボンロードへ興味を抱く理由は、まず軽量化だと思います
自転車を持ち上げて体重計に乗るザックリ計量の結果
スペシャライズド ドルチェ 10kg
10kg…
ビアンキ インテンソ 9kg
なるほど、なるほど。
ザックリ計測でぴったり1kgの軽量となりました。
コンポはティアグラ→105となり、変速数は20から22へ
シェイクダウンは梅祭開催中のお隣三重県いなべ市の梅林公園への往復100kmコースに決定
県道157号線をひたすら西へ
揖斐大橋を渡りさらに西へ
ド平坦をひたすら西へ進み、関ヶ原手前で国道365号線を南下。
緩いアップダウンを経て梅林公園までヒルクライム
というなかなかバランスの取れたコース
まずは平坦
この日は風が強く、障害物の少ない農道はかなり厳しい…
嫁は普段は人の後ろに付けば25km/hくらいは安定して出せるのですがこの日は風もあってかあまりスピードが乗りませんでした。
後半の登り
いつもは登りが苦手でキツめの坂に差し掛かると途端に蛇行を始めるレベルだったのですが、
なかなかスムーズに登れてます
単純に軽くなった事に加えてフレーム、コンポのグレードアップにより
ペダリングがかなり滑らかに感じられるようです。
変速数の増加も効いているかもしれません 。
いつもよりスムーズに坂をこなし、梅林公園に到着。
五分咲きでした
着いて気づいたのですがツアーオブジャパンいなべステージのコースだったんですね
キナンサイクルのサイクルスタンドを利用させていただきます。
自転車乗りは他にはおらず、サイクルスタンドの周りにいた人達が
あぁ、これそうゆう事なのね
と、しげしげ見ていました
屋台で補給
時間も押していたので早々に退散しました。
風と寒さであまり良いコンディションとは言えませんでしたが登りのレベルアップは目に見えるものでした。
最近は軽量アルミの進化も著しいので
カーボン車だから良い
というわけではありませんが
やはり軽さは登りのパフォーマンスに直結してきますね。
新車でモチベーションアップした嫁の成長に期待
走行記録
走行距離 : 109.9km
平均速度 : 17.2km/h
最高速度 : 51.5km/h
【酷道ライド】旧国道418号線
現在は立派な代替道路が整備され廃道となっている八百津から恵那へと抜ける”黒瀬街道”は路面が荒れ果てており、その荒廃ぶりから一部酷道マニアからは”キングオブ酷道”と呼ばれ親しまれている。
日本三大酷道の一つとも…
国道として限りなく不名誉に近い称号を与えられ、有名心霊スポット”二股隧道”を有し、数多の物好きを楽しませてきたこの区間は近い将来ダム湖に沈み、その役目を終えます。
消え行くこの道を自分の脚で見納めようとロードバイクで走ってきました。
自宅から2時間程で丸山ダムへ到着、ここから潮南の分岐点までヒルクライム
恵那方面との分岐を右に曲がり、今度は山を下っていきます。
序盤はこんな感じ。美しいですね
さらに下って行くと廃道然とした路面が現れます。
舗装は剥がれ、砂利と落ち葉が散乱し放題のつづら折れの道、斜度は10%を軽く超えている…
しかもめちゃくちゃ長い
落車しなかったのが奇跡とも思える道に写真を撮る余裕などありませんでした。
何度も引き返そうと思いましたが登れる気がまったくしなかったので下るしかなかったんです。
一部区間では砂利に流されるまま滑り降りてました。
わざわざ潮南まで登ってから下って旧道入りしたのはこの坂を登れる訳がないからです
どう考えてもロードバイクで通行する道ではありません。
憔悴しきった頃に旧国道に辿り着きました。
恵那側は巨大落石によって道を阻まれ、終着点の笠置ダムではフェンスによって通行阻止される為、写真右側の丸山ダム方面へ進みます。
舗装などありません
ぬかるみ、落ち葉に無数の石
小さな洗い越しまで
洗い越しとは、川に橋を架けずに道路と川が平面交差している構造のことである。
こちらは自然にできたものですが…
さて酷道走行の不安点として荒れ果てた路面によるパンクがあります
ただでさえ砂利道の中で、なかなか鋭利な石が上を向いているので路面を良く読んで慎重に進んでいきます
どう考えてもロードバイクで走る道ではありません
ボントレガーのタイヤ、R2は耐えられるのか
タイヤへの負担を減らす為、常に腰を浮かせて膝を軽く曲げ、人間サスペンションを駆使して進みます
自然に還りつつある景色と共に愛車を撮影しながらふと岩壁を見ると
?
なんでもない場所におはじきが一枚接着剤(?)で貼り付けられている
意味不明で気持ち悪…
路面の酷さと対照的に木々の隙間から見える深沢峡の緑
まさにバスクリン
この景色を求めてやってくる人も多いでしょう
ところで418号線の国道標識は見つかりません
撤去されてしまったのか…残念。
ユニークな標識はありましたよ
路肩弱し
何度も言いますが決してロードバイクで通行する道ではありません
いくつも橋を越え
景色も開けてきました
唐突に現れる二股トンネル
人柱云々の都市伝説で、岐阜の有名心霊スポットの一つ。
距離は然程ありませんが内部で湾曲している為、中は昼でも真っ暗闇を体験できます。
あまりの暗闇ぶりに背後に嫌な気配を感じつつ無事通過。
このあたりからは舗装路面が復活し、視界も開けてきます。
そして有名なこの青看板
ここまで来ると一安心
路面は一般道並みになり、かかる橋も近代的に
橋から覗くと
緑一色
久々の快走路を飛ばして旅足橋へ
彼方にゴールの丸山ダムが見えますね
名残惜しくもゴール
と、思っていました
この写真
全面通行止め
この区間は年中工事看板が立っている為まったく気にしていませんでしたが
ほんとに全面工事中でした
仕方なく青看板まで戻り
左の恵那方面へ進みます
初めての道ですが何処に抜けるのか…
いきなり坂になりますが6%程度の勾配で、淡々と登れます
途中、棚田の廃墟と遭遇
なかなか終わらない坂に焦りを感じ始めた頃
民家を発見
良い景色
結局道は潮南の少し手前にまで戻っていました。
無事、現行国道に復帰
とんでもない悪路に耐えたボントレガータイヤに感謝しつつ長いダウンヒルを終え、帰路へつきました。
消え行く酷道ライド
冷や汗の連続でしたが良い思い出になりました
二度とやりませんが
走行記録
走行距離 : 140.7km
平均速度 : 22.3km/h
最高速度 : 51.5km/h